調剤事務は、未経験からでも始められる医療関連の職種として人気があります。
薬局での業務に携わるためには、適切な資格を取得し、実際の現場での経験を積むことが大切です。
私は調剤事務の資格を取得し、約10年間調剤薬局で勤務していました。
その経験をもとに、未経験者が調剤事務として働くために必要なことをお伝えします。
目次
調剤事務とは
調剤事務は、調剤薬局において、処方箋の受付や入力、会計業務、レセプト(診療報酬明細書)の作成などを担当する職種です。
「医療事務」と混同されることが多いですが、医療事務は病院やクリニックでの受付業務がメインであるのに対し、調剤事務は薬局に特化した業務を行います。
そのため、業務内容が異なり、必要なスキルも違います。
未経験からの資格取得方法
私自身、未経験から調剤事務の資格を取得しました。
地方に住んでいた当時、調剤事務の講座はまだ珍しく、県外の専門学校を選ぶしかありませんでした。
私は週1回ペースで3ヶ月通学し、資格を取得しました。
現在は、調剤事務の資格講座が通信教育でも充実しており、以前よりも取得しやすくなっています。
便利な時代になりましたね!
資格取得の方法
調剤事務の資格を取得する方法はいくつかあります。
- 独学:書籍やインターネットを活用して学ぶ方法。費用を抑えられますが、モチベーションの維持が必要です。
- 通信講座:自宅で学習しながら資格を取得する方法。決められたカリキュラムに沿って学べるため、効率的です。
- 通学講座:専門学校やスクールで学ぶ方法。直接講師に質問できるメリットがあります。
どの方法を選ぶにしても、最終的には「資格を取っただけ」ではなく、実務に活かせる知識を身につけることが大切です。
資格取得後の就職活動
調剤事務の資格を取得しても、実際の業務では薬局ごとにやり方が異なります。
特に、レセコン(専用のパソコン)の操作方法は薬局によって違うため、現場での経験が必要です。
そのため、資格を取った後は、積極的に求人を探し、実際に働くことが重要になります。
キーボード入力は必須なのでPC操作自体には慣れておきましょう。
私は、資格取得後にすぐ調剤薬局に就職し、処方箋の入力や調剤補助などを担当しました。
現場に入ることで、薬局の仕組みを学びながらスキルを磨くことができました。
未経験者向けの求人の探し方
未経験でも採用される調剤事務の求人を見つけるには、以下の方法がおすすめです。
- ハローワークで探す:未経験者歓迎の求人が多く掲載されています。
- 求人サイトを活用する:検索条件を「未経験OK」「調剤事務」で絞ると、希望に合った求人が見つかりやすいです。
- 調剤薬局の公式サイトをチェックする:個別に募集しているケースもあります。
- 派遣会社を利用する:未経験者向けの求人が多く、研修制度がある場合もあります。
調剤事務の魅力とやりがい
調剤事務の仕事は、人間関係が比較的シンプルでありながら、専門知識を身につけられるのが魅力です。
特に、薬剤師としっかり連携できれば、スムーズに仕事を進められます。
私も調剤薬局で働いている間、人間関係で大きな悩みを抱えることはほとんどありませんでした。
また、調剤事務の知識は、日々の健康管理にも役立ちます。
例えば、私は薬局勤務を通じて、薬の仕組みや処方の考え方を学びました。
その経験が、家族の健康管理にも活かされています。特に、10年前に脳梗塞を起こした母の体調管理には、この知識がとても役立ちました。
まとめ
調剤事務は、未経験からでも挑戦できる職種です。
資格を取得することで、調剤薬局での就職の幅が広がります。実際の業務は薬局ごとに違いますが、基本的な知識を持っていることで安心して働くことができます。
興味がある方は、ぜひ資格取得から始めてみてください。
迷っているなら、今がスタートのチャンスです!
こんにちは、らくだです。
私が過去に働いていた調剤薬局の世界。
今日は薬局で働くまでの道のりのお話します。