私が調剤事務を選んだ理由〜人間関係の悩みを最小限に抑える働き方〜

はじめに

こんにちは、らくだです。
今日は私が30代を目前に控え将来への不安が急に押し寄せてきた頃のお話です

23歳からサーフィンに明け暮れていた私ですが、安定した職を求めて資格取得を考えるようになりました。
そんな中、当時の私が選んだのが調剤事務という職種。
今回は、私が調剤事務を選んだ理由と、その経験についてお話しします。

目次

資格取得を目指したきっかけ

当時、趣味であるサーフィン一筋だった私が、なぜ資格取得を目指したのか。
それは、30代を目前にして将来への漠然とした不安を感じたからです。

全国各地へサーフトリップに出かけ自由気ままに過ごしていたものの、気づけば貯金はほとんどなく、このままで大丈夫なのかと焦りを感じるようになりました。
さらに、結婚も意識し始め「安定した仕事に就きたい」という思いが強くなっていきました。

また、今思えば大学進学をしていなかった自分にとって、何か専門的なスキルを身につけたいという憧れもあったのかもしれません。
そうした気持ちが積み重なり、「資格を取ろう」と決意するに至りました。

調剤事務を選んだ理由

人間関係のシンプルさ

多くの人が転職を考える理由の一つに、人間関係の悩みがあります。
私も同様に、人との関わりを最小限にしながら、働きやすい環境を求めていました。

医療事務は当時から人気のある職種でしたが、医師、看護師、患者、その家族、ほかの事務スタッフなど、関わる人が多く、人間関係が複雑になりやすいと感じました。
仕事をしている自分を想像したとき、この環境は自分には向いていないと判断しました。

その点、調剤事務は主に薬剤師と患者さんとのやり取りが中心で、人間関係がシンプルです。

こうした環境なら、余計なストレスを抱えずに働けると考えたことが、調剤事務を選んだ大きな理由の一つです。

専門知識の習得

調剤事務として働くことで、薬の専門知識を身につけることができます。
もちろん、薬剤師ではないため、第三者に薬の知識を伝えることはありませんが、日々の健康維持や病気の予防には大いに役立っています。

例えば、自分が体調を崩して病院を受診した際、処方された薬をそのまま飲むのではなく、一度自分で調べた上で服用するようになりました。

この習慣は、10年前に脳梗塞を起こした母の体調管理にも役立っています。

また、薬局で働いた経験を通じて、薬局の仕組みや流れを深く理解できたことも大きな収穫でした。
実際に現場で働いたからこそ見えた景色があり、会社員として外側から見ていただけでは知ることのなかった世界が広がりました。

この経験が、今でも私の健康意識のベースとなっています。

調剤事務としての10年間

調剤事務として約10年間働きましたが、その間、人間関係で大きく悩むことはほとんどありませんでした。
これは、職場の人間関係がシンプルだったことが大きな要因だと感じています。

調剤薬局は一般的に従業員の数がそれほど多くなく、薬剤師との相性さえ合えば、特に問題なく働くことがでると思います。

もちろん、忙しい時間帯には立ちっぱなしで働くこともあり、肉体的な疲れを感じることもありましたが、それ以上にやりがいを感じていました。

主な業務は、患者さんから預かった処方箋の入力、薬剤師の指示のもとでの調剤補助です。
具体的には、処方薬を調剤棚から取り出したり、軟膏を混ぜたり、専用の機械で一包化したりと、さまざまな作業を担当しました。

特に私は、事務作業よりも調剤補助の仕事のほうが好きで、大きなやりがいを感じていました。

キャリアチェンジの決断

調剤薬局で働いていた10年の間に新しいことに興味が湧き、アロマセラピストを目指すことになりました。

薬に頼らない健康づくりや、スポーツをしている人の疲労回復に関心を持ち、アロマテラピーの学習を開始。
最終的には、アロマセラピスト(アスリートアロマトレーナー)としてサロンをオープンしました。

調剤事務を目指す方へのアドバイス

調剤事務は、人間関係の悩みを最小限に抑えながら、専門知識を身につけられる魅力的な職種です。

一言で「事務」といっても、調剤事務は場合によっては生命に関わる仕事です。入力ミスや調剤補助での誤りは許されず、常に緊張感を持って業務に取り組む必要があります。

とはいえ、どの職種にもメリットとデメリットがあります。
大切なのは、自分の性格やライフスタイルに合った仕事を選ぶことです。

まとめ

私が調剤事務を選んだ理由は人間関係の悩みを最小限に抑えつつ、専門知識を身につけられると感じたからです。

その選択は私のキャリアにおいて大きな意味を持ち、次のステップへの橋渡しとなりました。
これからも、これまでの経験を活かして、新しい挑戦を続けていきたいと思います。